「そうだ、京都に行こう」は、
「そうだ、末友に行こう」でもあったのです。
年明けたら大阪のお生徒さんとのお食事会があるので、
ご挨拶をしておかなくっちゃ。
なぁ~んてね。行きたかっただけ~
四条河原町から鴨川を渡って大和大路通を下った、
建仁寺の勅使門の真ん前にある「祇園末友」は、
祇園花霞から独立されて、お店を構えられたのが今年の2月。
オープンしたてのときにお邪魔して以来の再訪です。
生姜湯で胃を温めた後まず出てきたのが、
百合根饅頭にあんをかけ、揚げたじゃがいもを天盛りにした一品。
いきなりパンチ。百合根好きにはたまりません。
お客の前で盛り付けたお刺身は、よこわ。
見せている&見られている緊張感が
末友さんのしぐさの美しさを作ります。
辛味大根とにんにくチップをたっぷりからめていただくのは
初めての経験ですが結構いいモンです。
蟹の殻から取った出汁をかけた聖護院大根は、
箸で簡単に切れる柔らかさ。
ほんのりの生姜が温まります。
大和芋をつなぎにした蕎麦は
小吸い物の器に入るボリュームです。
何かの時に真似たい盛りつけです。
熱燗をチビチビと飲みながら末友さんの盛りつけを眺めます。
鱈の火の通りが絶妙の焼き物。
炒めた椎茸をのせて芹をトッピング。
鱈ってこんなに美味しかったっけ?でした。

海老芋、人参、堀川ごぼう。
The 京都の冬、ですね。
花山椒と湯葉の入ったちりめん。
「どうぞ、ごはんにのせておくれやす」
…と言うことで、はい、のっけました。
土鍋で炊いたごはんが美味しくてね、
ちりめんのお代わりが出来たもんだからさ、
三杯飯をしてしまったわ。
もうごちそうさんをしようと思ったそのタイミングに、
「お茶漬けもよろしいですよ~。ちょっとだけいきましょか?」
「もういっぱいいっぱいやわ」
「えー、そんなこと言わんとぉー。一口だけどうどす?」
「ほな、ちょっとだけよ」 おまえはカトちゃんか。
京都はお茶漬けがホンマ好きなのね。
おかげで私の胃袋は警報が鳴るぐらいパンパンで、
きっとね、妊娠線が出来たと思う 
自家製の漬け物や昆布の佃煮は塩気の薄い上品な味。
ここのねー、すぐきがねー、おいしいんだわ。
自分ち用に作ってる農家さんに分けてもらってるんだって。
関係を大切にしてるのがわかるから、どこですか?とはお聞きしません。
食べたくなったらお店にうかがいます。
丸十が入ったお味噌汁に浮かんだみょうがは見事な薄切りです。
包丁の冴えが見られるお味噌汁でした。
シナモン風味の蕨餅には、みたらしあんが。
アイスクリームにはパリパリの麩と凍らせた柿。
もう、無理ーー!入りましぇーーん!
って、完食してるやないの。
抹茶をいただいてフィニッシュ。
大食い魔女の熊落としをしてみようかと思ったぐらい、
胃がパンパン。
やっぱ三杯飯は多すぎたぞなもし。
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