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2013年2月10日 (日)

金継ぎ教室に参加

割れたものを継ぎ合わせたり、
欠けたところを補修して元の形にする。
継ぎ方にセンスが加わる事で芸術的にもなる金継ぎ。

ま、そうなるには熟練の技が必要だけど、
ほんのちょっと欠けたところを補修して、
また使えるようにするのならなんとかなりそう。

欠けているのを見つけるとそれを使うわけにはいかない。
もし欠けているのに気がつかず、
それで手を切ってしまう人が出る可能性があるから
泣く泣く捨てる事になってしまう。
でもそれはとても忍びないのです、私。

だから金継ぎして使い続けられるようにしたいと
ずっと思っていたんです。

そしたら、食事会などでお世話になってる
千葉大網のギャラリーテン
何度か金継ぎ教室をやってるのを知り、
機会があれば、と、リクエストしていたら、
私のスケジュールを優遇してくださると言うので、
早速参加してきました♪

教えてくださる水野谷八重さんは、
テーブルウエアーだけでなくジュエリーも作られる漆作家さん。

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金継ぎの道具はなんだかワクワクする小物達です。

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欠けたところを埋めるのが今回のお勉強ですが、
割れたのはこんな風に、と合わせ方のデモンストレーションも。

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私が金継ぎしたかった食器は、
上海博物館展示のレプリカ。
欲しい枚数が一度に揃わず、
上海に行くたびに買っていたのですが、
それも買えなくなっていたので、
簡単に捨てるわけにはいかなかったのです。

ホントに小さな欠けですがなんと2枚も。
同じような欠け方をしていましたが
埋めてみるとコンマ何ミリの微妙な作業の違いが。

細かい作業で見づらくて、
ハズキルーペが欲しかったね(笑)

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10分程して固まれば目の細かな紙ヤスリでフラットにします。

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細かな粉になって削れていきますね。
内側、外側、峰のところ、と、厚いところが無いように、
地道な作業です。

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下地に、うめた漆をうすく塗って染み込ませてから
本漆を塗ります。

金に仕上げるときは赤の漆を、
銀や錫に仕上げるときは黒を塗ると良いそうで、
私は金に仕上げたかったので赤を塗りました。

これも下地と同じで薄くムラ無く塗るのですが、
細~い筆先で厚みを均等にと言うとけっこう神経集中です。

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細かな金粉を振って漆に付着させて、
これだけかー、けっこう早く終わるのね、と思ったら、

湿度の高いところに数日おいて漆を完全に乾かして、
更にうすめた漆を上掛けして乾かして磨きをかけて、と、
まだまだ作業は続くのだけれど、
そこのところは今すぐ出来ないので、
先生が持って帰って仕上げてくださる。

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仕上がってくるのが楽しみです。

最後の仕上げまで出来るようになるには、
まだまだ先の話になりそうです。

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2013年2月 9日 (土)

落語と寒鰤の会

好評だった昨年9月の落語と蕎麦の会。
またやってください!やりましょう!と言う事になり
2回目の落語の会を開催しました。

今回は季節が冬だし、と言う事で、
蕎麦をメインにせず、なんと氷見の寒鰤です!

鮪と言えば大間、と言うようなもので、
氷見の寒鰤は超一流ブランドです。
しかも10キロを超える超えないで
脂ののりも値段ののりも断然違う!

で、グーにやって来た寒鰤は、
12キロをはるかに超えた大物!
横に置いたシャンパンのレギュラーボトルが小さく見えまぁ~す(笑)

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キッチンのカウンターに持ち上げるだけでも大変だし、
6キロ以上の魚をおろすのが初めてな、未知の世界。
頭を落とすのが一番のハードルで、
向きを変えるのもヨイショっとドッコラショっと、ガテンな作業でした。

刺身のあとは鰤しゃぶにし、と、鍋がメインとなるので、
最後の〆はごはんにせず、ここは私らしく蕎麦に、と、
いつもよりちょっと太めな手打ち蕎麦。
鶏肉やきのこの鍋に蕎麦を投じる「投じ蕎麦」を真似て、
鰤しゃぶ&なんちゃって投じ蕎麦です♪

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…と、その前に前田一知さんの落語です。
グルグル映画館と言うグループで
ドラマーをたたいているミュージシャンですが、
活動を停止していて独自の世界を作り始めている彼は、
桂枝雀さんの長男と言うサラブレッドでもあります。

演目をどうするか、
声の出を確認しながら決めたのは、「花筏」

体格が似ている提灯屋が
大関の代かわりに地方巡業に行って巻き起こる騒動。
そんな相撲取りの話をたっぷり。

そしてその後着物から洋服に着替えて、
昭和のビデオを見ながらの爆笑トーク。

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1時間笑って、さ~、お腹が空きましたね♪

この日は節分だったので、
スモークサーモンと九条葱のミニミニの恵方巻きを
無言で黙々と…と言うよりパクッと食べ、

油揚げの串焼きや生わかめとせとかの酢の物、
豆苗のナムルやインド鮪のキムチ和えなどもお酒に合わせ、

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刺身は寒鰤オンリーで♪
脂が乗ってい魚を食べるときは、
つまの大根はせん切りより拍子木切りに、
と言うのがグー流です。

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背側を薄く切った鰤にはごぼうと水菜。
材料をシンプルにして鰤の味を引き立てます。

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鰤は、やっと熱くなったぐらいが引き上げ時。
そして投じ蕎麦は、本来手つきのこんな小ざるで温めます。
今日のために買って来きた、と、見せてくれました。
ついでに使いました(笑)

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神楽坂の有名な蕎麦屋「志ま平」さんが
お給仕してくれて、なんと恐れ多い事。

ま、参加されるのをわかってて蕎麦を出したんだから
心臓に毛、恐れ知らずの私です(笑)

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洋酒漬けフルーツと白餡のロールケーキと
りんごの甘煮がデザートで、
和やかに賑やかに終わる事が出来ました。

なんと一知さんが「前田一知表参道ひとり会」と、
会の名前を付けてくれたので、これはもう、
第三回もやんなくちゃね♪

不定期に次回、さて、何月になりますやら。                                                                                                                                                                                                                         

 

 

   

   

あ、寒鰤の頭、オーブンでじっくり兜焼き。
1時間かけて焼いたけど、骨のまわりがまだ半生。
もっとかけても良かったとわかり、今後の課題に。
(…って、もう一度やれる元気あるのか?私!)

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2013年2月 7日 (木)

研いでもらった包丁

左利きの私の包丁はもちろん左利き用。

私の包丁を作ってくださってる吉實さんは、
「林さんの包丁を作るときは林さんのだけを作るんだよ。
 右用のを作るときに一緒にとはいかない。
 右用の感覚を左用に頭を切り換えて作らないと
 左の包丁はうまくいかない。」

効率の悪いことをしてくださってるとわかって
更に深く感謝です。

そんな思いを込めて作ってくださった包丁なので、
新しく作ってもらったのがあるからと、
それまで使っていた包丁に
見向きもしなくなるなんて出来ません。

出番無く眠らせてしまってる刺身包丁が気になっていたところ、
時々行くイタリアンの料理人が左利きとわかり、
養子に出したのが2年ぐらい前かなぁー。

カルパッチョの刺身の照かりが鈍く、
切れ味の良い包丁で切ったらもっと美味しくなるよ、と、
お節介オバサンしたわけ。

途中二度ばかし引き取って研いであげたことあるんだけど、
「忙しいグーさんにお願いするの悪いかなと思って、
 研ぎ屋に出したんだけど見てくれる?」と差し出した。

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「なんちゅうことしてくれたのッ!!!」
「…やっぱり」
「せっかくシャープになってた刃、潰されてるじゃん!」
「だよね。機械で研いでるよね、これ」
「そーゆー問題じゃないの!
 こんなコトしてくれたのを戻すの大変なんだよ」

…と言う事でグークリニックに戻ってきた包丁を
粒子の粗い粗砥、粒子の細かい粗砥、中砥、仕上げ砥と
砥石を換えて30分研ぎました。

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電動でまわる砥石にシャイーーンと包丁を当てて
あっと言う間に終わらせてしまう研ぎを見る度、
1本1本丁寧に、指紋がすり減るまで、
まさに血がにじむ思いをして研いでくれる吉實さんの
惚れ惚れとする手元と背中が脳裏に浮かびます。

とうてい足下にも及びませんが、気持ちとイメージは吉實さん。
潰された刃が出てきましたが、まだまだ納得いかず。

今日はこのぐらいにしといてやるぜ、と、あきらめて、
あとでまた挑戦です。

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