2017年12月13日 (水)

シュトレン食べ比べの会

NIKKEIプラス1何でもランキングのシュトレンの食べ比べを
ブログに書いたのは去年のこと。
http://gout.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-da16.html

その時食べたシュトレンの中には、
また食べ比べたいと思うものがあり、
ほぼベスト5に入っていることから、
それらを取り寄せてみんなでワイワイと食べ比べの会をしました。

用意したのは、
1位:トランブルー(飛騨高山)
2位:フランス菓子16区(博多)
3位:パレルホテル東京(東京)
4位:ツオップ(千葉)
5位:銀のスプーン(久留米市)
ドストライクのベスト5です。

先生のシュトーレンも食べたいと言うおだてに乗って、
私の作ったシュトレンも参考作品と言うことで参加
習ってるパンの先生の西川先生が加わってくださって、
合計7種類の食べ比べになりました。

パッケージごと並べるだけでバラエティーに富みますね。

Img_1939


パッケージを開いて切り分けます。

Img_1947


シュトレンに合わせる飲み物は、やっぱりコーヒーですよね~
…と言うことで、
料理カメラマンでありながら、
数年前から、彼のコーヒーが美味しいと人気がめざましい、
松本珈琲さんにお願いしました。

凝り性の松本さんは、淹れるのが大変になるのに、
なんと6種類のコーヒーを用意してくださいました。

Img_1950


マイペースで食べてマイペースで比べる。

Img_1949

私が去年の裏話をちょっと話す以外は、皆さんワイワイガヤガヤ。
写真を撮る人、イラストで残す人。
様々に楽しみながら自分のベストを決めコーヒーのベストを決め。

Img_1948_2Img_1960


1位:トランブルー
Img_1940Img_1951


2位:フランス菓子16区
Img_1941Img_1952


3位:パレルホテル東京
Img_1942Img_1953


4位:ツオップ
Img_1943Img_1954


5位:銀のスプーン
Img_1944Img_1955

そして参考作品
Img_1945

 

全容はこんな切り口。

Img_1957


帰りは歩き!
そんな人が多かった、シュトレン食べ比べの会でした

|

2017年11月24日 (金)

新宿内藤唐辛子で江戸生七味

江戸東京野菜の新宿内藤唐辛子は、
伊勢丹でフェアが開催されたり全国から引き合いが来たりと、年々脚光を浴びてきています。





辛味と同じぐらいの旨味がある内藤唐辛子は、江戸時代、蕎麦の薬味として人気を博しましたが、新宿の繁栄で畑が無くなりいつのまにか消えてしまいました。そして400年の時を経た2010年、内藤唐辛子プロジェクトが発足され、現代に復活しました。とは言え、まだまだ生産量の少ない貴重な内藤唐辛子。それを、被災地支援チームのmother-lineが七味にしました。七味と言えば乾燥物ですが、mother-lineは摘み取ったばかりの生を使った生七味、「江戸生七味」です!





内藤唐辛子の他には、谷中根生姜、茨城産白胡麻と黒胡麻、大分産柚子、和歌山産ぶどう山椒、徳島県吉野川すじ青海苔、宮城県産と小笠原の塩。厳選した国産材料で作りました。





柚子の黄色い部分だけを使います。





内藤唐辛子を黙々と選別作業。





程よい細かさになるまでみじん切り。





mother-lineチャリティー商品、今年のニューフェイスをどうぞよろしくお願いいたします。





|

2017年10月26日 (木)

栗の渋皮煮

先日のパリブレストレッスンで渋皮煮を使い切ってしまったので、
再び取り寄せ、またも5キロ超えを夜なべ仕事。
初夏もそうですが、秋も待ったなしの手仕事がありますね。

丹波の栗は皮が薄くて柔らかいので、
ぬるま湯にしばらく浸けておくだけで早速に剥き始めます。

2017102122_1

3Lサイズですが、量が多いので大粒に見えません

2017102122_2

重曹を加えて茹でること15分。それを2回。
その後は重曹を抜くために茹でます。
写真は2回目の重曹茹でです。

2017102122_5


その後は水が透き通ってきて栗が見えるようになるまで流水に当てます。

2017102122_6

きび砂糖、洗双糖、三温糖、和三盆などで甘みを付けます。
一度に加えると、せっかく柔らかく茹でた栗が堅くなってしまうので、
1/2~2/3量を加えて煮、一晩おいて残りを加えて煮、また一晩おく。
味を見て薄いようだったら追い砂糖をして更に煮てまた一晩。
徐々に甘みをしみこませるのが柔らかく煮上げるポイントですね。

で、出来上がったら瓶詰めにします。
冷凍にしても良いと思います。

2017102122_7

渋皮煮の煮汁は、ゼラチンを加えてジュレにしたり、
炭酸で割ってドリンクにするもよし、コーヒーに加えてもよし。

渋皮が剥がれたり割れてしまったものは、
フードプロセッサーでペーストにして、
煮汁でゆるめて柔らかくするとコンフィチュール。
生クリームでのばすと渋皮煮クリーム。
そのままを栗餡にして和菓子にしてもよいですね。

|

2017年10月22日 (日)

丹波篠山の枝豆

丹波篠山から本黒大豆の枝豆が届きました。





鞘から飛び出そうな大粒で、ムッチムチです。






枝から外し、両端を切ってから茹でます。



大粒なので、好みの茹で加減には6〜7分かかりました。




味が濃厚な丹波産。
10月中旬前後のわずかな期間だけ楽しめます。

|

2017年9月30日 (土)

秋刀魚を焼く

秋刀魚の季節がやってきました。

中身ふっくら外はパリッ。
魚焼きグリルやフライパンでは理想の焼き具合にはなりませんね。
炭をカンカンにおこして煙をモウモウと立てて焼く炭火焼き。想像しただけでヨダレ…。七輪はあるけどマンションではクレームになっちゃうので出来ないんですよねー。
出来ないものは出来ない、と、あきらめて魚焼きグリルで焼いてます。

先日参加したほぼ日の気仙沼さんま寄席での秋刀魚定食は、捕れたて焼きたての最高の理想状態





皮が脂で揚げたようになるまで焼かれ、目が飛び出して落ちるまで焼く。




気仙沼の秋刀魚焼き隊の焼き方は、網から別注の、三ツ星もの!
頼もしくてカッコいい〜





もう食べ納めにしても良いな、と思える、大満足の秋刀魚の塩焼きでした

|

2016年12月13日 (火)

何でもランキング

NIKKEIプラス1の何でもランキングは注目度の高い記事で、
亀十のどら焼きが長蛇の列を作るようになったのも
何でもランキングで1位になってから、と言うように、
影響力がとても大きいランキング記事です。

比べ人の1人として今まで何度か参加させていただきましたが、
今回はシュトレンの食べ比べにお声がかかりました♪

シュトレンは年々人気が上がっていて、
主要なお店の味の違いを知りたいと思っていたので、ウキウキです♪

なんと21種類のシュトレン!  圧巻!





マイベスト3はさっさと決まったものの、
甲乙つけ難いとはこのことで、そこから先は悩みに悩んでしまいました。

結果発表がネットでも見られるようになっていますのでご覧ください。

何でもランキング


(何でもランキング記事の写真を使わせていただきました)


私のベスト3?ふふふ😋
もう売り切れています。

|

2016年11月11日 (金)

塩っぱい鮭

こんなに塩を吹く鮭を見かけなくなった。
甘塩とか言いながら、
ひと塩程度の塩気の軟弱な鮭が横行する昨今、
下町のおかあさんに頂戴した
塩鮭界のハラペーニョ⁈
シビれるしょっぱさです。
熱々ごはんでチビチビといただく朝💕
幸せだなあ〜😋



|

2016年4月 7日 (木)

心待ちのお取り寄せ

牛すじ? アキレス腱?
いえいえ、凍み大根です(^_^)v

1月に予約したのが、山形からやっと届きました。
今年は寒さが足りず、なかなか水分が抜けなくて柔らかいから冷凍庫で保存してくださいとのこと。

縦に4割にして茹でて干す。
太いから時間がかかると思ってはいたけど、寒天、凍豆腐、凍こんにゃく、凍大根、作る人がいなくなってきている地味な伝統食。温暖化がそれに拍車をかけてるのかも。

それにしても変な天気だったね、この冬は。


|

2016年1月12日 (火)

ココットでご飯炊き

鬼怒川の決壊で壊滅的打撃を受けた茨城のお米農家やまざきさんを支援するチャリティーバザーで、お米が売られていました。





無農薬で自然由来の有機物のみを肥料に育ったお米は、強く育ったからでしょう、農機具が洪水に流されたようななかで、稲はしっかり田んぼに立っていたそうです。

そんな元気米を味わいたいと思い、天日干しを買いました。

…となると美味しく炊きたい。
そこで久々にミニココットで白飯炊き〜♪






お米大さじ5杯に水大さじ6杯半。
15分ほど浸してから真ん中の小さい火口にかける。まずは中火で5分。






弱火で8分。





蒸らして8分。






混ぜ返すとおこげができている。





ココットは油で手入れしてあるので、
ご飯が鍋にこびりつかず、
まるでフッ素加工がしてあるかのように
剥がせますよ〜\(^o^)/

|

2015年3月22日 (日)

石綿さんのフルーツ

江戸時代から続く農家15代目の石綿さんは、
無農薬、無肥料栽培の有機農法に取り組んで20年。

キウイフルーツの無肥料栽培に成功され、
日本で初めて有機JAS栽培の認定を受けた方として、
農業界では大変有名な方です。

毎日のように教えを請う方が全国から来られるご多忙の中、
去年11月末にお話を伺いに訪問しました。

150322_1

キウイフルーツにとって一番怖い病気は「かいよう病」。
この病気にかかると木が枯れるだけでなく、
他の木にも伝染してしまうので、かかってしまうと、
農場のキウイ全部を廃棄しなくてはいけなくなり、
しかも、農薬を使っても退治することはできないそうです。

ところが、無肥料で自然に育てられた石綿さんの木は、
かいよう病にかかっている木を接ぎ木しても感染しない。

健康に育った木は病気で弱り切った木を接いでも
寄せ付けない強さを持っているんですね。

そして、そんな木で育ったキウイは、健康そのもの。
枯れて小さくなっては行くのですが、どろどろに溶けない!

なんと、10年前のキウイがこれ!
農薬のかかったキウイはドロドロです。

150322_2

石綿さん、カッコイイです。オーラがあります。

150322_3

そして、16代目となる息子さんもカッコイイですね~♪

150322_4

この写真は何をしているかというと、
どれだけ土はふかふかしているかを、
竹の細い棒を刺して見せてくださっています。

これ、刺す前ですが、
このあと、竹の棒はズブズブと土の中に!

こんなにあたりの優しい土なので、
石綿さんの畑には猪が土に戯れに来るそうです。

猪は何十キロもある力強い動物ですので、
戯れなんて生やさしいものではなく、
畑は掘り起こされ食い散らかされ、
一晩でむちゃくちゃになってしまうそうです。

野生の動物は、
どこの畑のを食べると自分にとって安全か
よくわかっているんですね。

150322_5

石綿さんはキウイだけでなく
レモンやミカンやお米も作っていらっしゃって、
レモンは、ライムと掛け合わせたレモンライムを栽培されています。

訪問した時期はキウイも収穫前だしレモンライムも収穫前。
出荷時期を待つほかないなー。

150322_6

…と言うことで、
2月の下旬に、待ちかねての注文が届きました~♪

キウイは届いてからしばらくは
冷蔵庫にも入れずに部屋に放置して、
それからいただきましたが、
市販の酸っぱい酸っぱいキウイと違って、
甘さと酸味のバランスに無理のないやさしい味わい。
イガイガとしたえぐみもなく、本当に美味しい。

無肥料無農薬なので、皮まで食べられるとのことでしたが、
やっぱりむいて食べました (^^ゞ
ま、剥くと言うより、半分に切って
スプーンで実をぐるりとくりぬいてそのままパクリ!です。

150322_7

キウイは皮を残してしまいましたが、
レモンライムはもちろん皮をマーマレードに加工♪

自然に作られてるから苦みもしっかりしているだろうと、
茹でこぼす回数を多めにしたところ、
ペクチンが抜けすぎてしまいました (T-T)

150322_8

なので、レモンマーマレードソースと言うことにしました(笑)

すごく香りの良いマーマレードソースの出来上がりです♪

150322_9

青森から、雪の中に貯蔵して糖度を高めたりんごが届いたので、
石綿さんのレモンライムと一緒にコンフィチュールにしてみました。

150322_10

これほどレモンのいい香りに包まれたことは
今までなかったな、と、驚くほど満たされ、
アロマテラピー効果バツグン!

150322_11

生産者さんや職人さんを訪ねるのって、勉強になります。
何よりも、楽しい。やめられまへんなぁ~♪

|

より以前の記事一覧