2014年6月 1日 (日)

和三盆の里を訪ねる

5月はすっかりサボってしまったなぁ。
書くことはいっぱいあるのにさ。
…と思いつつ、
まずは現在進行形からとりかかることにします。


和三盆の岡田糖源郷を訪ねました。

最盛期の冬場は
とっくに過ぎているのですが、
訪ねた時は、
ちょうど、乾燥が終わった和三盆を
ふるいにかける作業中でした。




おかげで、ゆっくりとお話を伺うことができました。




そして、ここでしか味わえない、
乾かしきる前の和三盆を
つまみ食いさせてもらっちゃいました♪
(白い塊は乾燥が終わった和三盆です)




香り、甘さ、口溶け。
うわっ!とか、え?とか、
ベタな感嘆しか出ない、
例えようのない美味しさ。
(って、表現が浮かばないんだわ)

次は冬にいらっしゃい。
工程を全部見せてあげるから、と、当代。
はい、絶対再訪します!

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2013年5月24日 (金)

台湾でお茶作りを体験

先月行った台湾はずっと雨で
メインの目的であった「文山包種茶を作る」のには
葉が濡れてしまって良い条件とは言えませんでしたが
緑がキラキラと光って目には良い保養でした。

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葉の先、一芯二葉から三葉の柔らかいところを摘み取ります。

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体験ですので時間が来ればそこで茶摘み娘は終了。
多くは向こうの方が大量に摘み取ってくれていました。
それを広げて萎れさせることですでに発酵が始まります。

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ある程度経ったところで火入れして発酵を止めて
揉んで柔らかくした後ほぐして乾燥させる。
(写真は火入れする機械に葉を入れているところ)

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こうしてできた葉は枝も良くない葉も混ざった状態。

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そこから枝と良くない葉を取り除き、

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生茶が出来上がります。
これを更に丁寧に炙ると、
香り高き文山包種茶の出来上がり~♪

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お生徒さんへのお土産に分けちゃったら
私の手元に残ったのはほんのわずかですが
充分美味しいんじゃない? 
と、大満足なお茶タイムが楽しめました。

お茶作りを体験した後は
台湾茶の種類とそれらの話、背景からこれからについて、など。
講義が2時間ほどあり、最後に質疑応答。

私は、有機栽培について
どのように思っていらっしゃるか質問したのですが、
通訳された段階で質問の内容がずれたのか、
通訳された回答が的を射てないだけなのか。
モヤモヤ感がつのる回答でしたが、
頑張って通訳してくれた彼女のおかげで
回答の中に良い表現だなと思った言葉が残りました。

「昔の人は死ぬ事より飢えることが怖かったが、
 今の人は死ぬのが怖い。」

満足に食べられず飢餓に苦しんだ昔の人は
飢えずにすむこと飢えから救われることが大事だったので
充分な生産量を得られる農薬を使い、

充分な生産量を得て飢えを知らない今の人は
農薬で命を縮めることに恐怖や危機感を持っている。

「食べられるようになっただけでもありがたい。」
たびたびそう言ってた母の言葉がこの時浮かびました。

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2011年12月 5日 (月)

練馬大根を引っこ抜く!

江戸東京・伝統野菜研究会の大竹先生は、
廃れゆく江戸野菜、東京固定種の野菜を
活性化させるのに尽力を注がれていらっしゃって、
季節ごと、旬の時期の江戸野菜のお話を
グーの創作江戸野菜料理を食べながら、
楽しく講義していただいています。

アイデアマンで行動力のある大竹先生が
練馬大根を知ってもらうために発案され、
今年5回目となった「練馬大根引っこ抜き競技大会」に、
今回お誘いいただいて、
農大かどっかに行って片っ端から引っこ抜けば良いのね、と、
勝手な思い込みで、気軽に参加表明。

ところが行ってみてオドロキ!
こんな大勢の方か参加される盛況な大会だったのですよ。

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この日のために育てられた練馬大根は4000本!
引っこ抜いた練馬大根の長さ、重さ、早さをそれぞれ競う、
真面目な大会だったのですよ。

JA東京あおばがサイトで告知。
家族やグループで楽しく引っこ抜きが体験でき、
賞品やトロフィーも用意されているので、
年々人気が高まっている大会だそうです。

野菜・パン・クッキーなどの即売もあって、
地元の婦人会によるふるまい料理もご馳走になれます。

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作ってくださったのは、
おろし大根をたっぷりのせた具だくさんのすずしろ汁。
美味しかったです。ごちそうさまでした♪

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さて、肝心の引っこ抜き。

練馬大根の特徴は「長い」と言うこと。
長さを競う部門では、
1メートルを超える長さのものまであるほど。
80㎝ぐらいのものはザラにあるそうです。

だから深く植わっている大根を抜くのはとっても大変。
機械が使えないから人の手で収穫。
抜き方が悪いと途中で折れちゃう。
時間も体力も大変なものだから人気がなく、
年々作る農家が減少しているのが現状。

そんなお話を伺って、
抜くときの手つき腰構えなどのレクチャーを受け、
いざ挑戦!

くぅぅぅぅぅぅーーーーー!
んんんんんんーーーっ!
どりゃぁぁぁぁぁーーーーっ!

声は盛大なんだけど、大根が…。
びくともしません。抜けません。(ToT)

結局は、
JAの方が見るに見かねて抜いてくださった❤

で、記念撮影では、
いかにも私が抜きました的に笑顔のどや顔 (^^ゞ

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おもしろ部門にエントリーできそうな
こんな大根も抜けましたよ♪
(はい、私が抜いたのじゃありませ~ん)

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会を更に盛り上げるアイデアが浮かんだりしたので、
来年も行っちゃうよっ!

皆さんも引っこ抜きしましょうよ~。

PS:
引っこ抜いた大根は、1本はお持ち帰り。
残りは学校給食で使われるそうです。
食育に協力出来るところも良いですね。

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2011年7月11日 (月)

江戸伝統野菜「雑司ヶ谷茄子」の復活

江戸東京伝統野菜研究会の大竹先生にお願いをして
今年復活させたという「雑司ヶ谷茄子」の畑を見に行きました。

大泉学園から車でどのくらいなんだろうなー。
ドナドナ状態だったのでただ揺られて到着を待つばかり。

雑司ヶ谷茄子の栽培を復活させた生産者、加藤さん。
物作りをしている人達の笑顔ってさわやかですてきです。

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生き生きと育つ茄子の畑。
今年復活させた雑司ヶ谷茄子はこの左の畝1列だけ。
これから増やしていけるかどうかと言う段階です。

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茄子の花を見ると思い出すフレーズ、
「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄がない」

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はい、無駄なく育ってました。

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雑司ヶ谷茄子は、育つのが遅く、
肥料が足りないと濃い紫にならず、
収穫が遅れると色がボケ始めるのだとか。

それに形や大きさをそろえるのが難しいので人気が出なかったそうだ。
今でこそ形や大きさが揃ってるっておかしいでしょ、といえるけど、
農家の方だって生活があるんだから、
売れるものを作りたいよね、どうしても。

でも、これからの時代は変わるでしょ。

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もぎたてを食べられるのは畑に行けばこそ出来る贅沢。
ズボンで軽く表面を拭いて、立てに割ってガブッとかぶりつく。

リンゴの味を淡くしたような甘み。
きっちりアクがあって渋味もあって、そして甘みがある。

実の緻密さは味の緻密さにつながる。
そう思わせる味の濃さがある。

「アクが強いんですよね」とおっしゃったけど、
何を言ってるんですか。アクも味のうちです!
アクがあるからこそ味が引き締まるんですよ。
アクがあるからこそ茄子のいい味が引き立つんですよ。

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試作をするのに必要なだけお買物♪

さてどんな風に料理しようかと
考えるだけでワクワク楽しくなる雑司ヶ谷茄子畑取材でした。

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2009年12月22日 (火)

そうだ、京都に行こう

24日あたりからまた慌ただしくなるので、
その前にどこかでリフレッシュ。

そうだ、京都に行こう

ちょっと買いたい食材もあるし。
取り寄せればすむんだけどね、
錦市場の品揃えも見ておきたかったし。

まずは四条河原町の村上重で、
千枚漬けと千枚切り漬けをご購入~

すぐお近くの割烹の店先で唐墨が乾されていたので、
思わずパシャッ

おせちに入れるんだろうなー。
そんなことより、無防備に店先で乾していいのかなー。
取ってっちゃうぞー。
でも今盗んでも生臭いだけだぞー。
…と言うことで犯罪に手を染めずにすみました

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錦市場は京都の台所って言うけれど、
観光色がどんどん強くなって行ってますね。

時代なのかなーと思いながらも、
そんなお店がやはり目を引きます。

で、つい、衣装バッチリのおにいちゃんから黒豆を買ってしまいました。
でも、ちゃんと豆の違いを説明してくれ、加えて、
「黒豆炊くときに生姜入れても美味しいです。
 …って、さっきのお客さんが言うてはりました。」

はい、私も横で聞いてました。
「おにいちゃん、もろた知識さっそく利用してるやん。ええこっちゃ。」
なんて言葉を交わしながら買い物出来るのが市場のええとこやね。

京都では欠かせないおせちのひとつ、棒鱈。
今では作る人が少なくなってますね。

水戻しに1週間から10日かかって味を染み込ませるのに2~3日。
思いっきりスローフードです。
そして、それだけの時間をかけても、戻し方が悪いと臭い。

やっかいな食材だけに、上手に炊けたときの歓びはひとしおです。
で、今年はきちんと作ってみよう、と思い、錦に来たわけです。

カランカランに乾いている棒鱈は、
のこぎりで切らないと切れないような硬さ。
切るのも戻すのも大変。

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で、戻してあるのを買ってしまいました。軟弱です
ま、まずは美味しく炊き上げることから始めよう、とね。

黒豆2種類と勝栗も買って、
ちょっと年末気分になった「そうだ京都に行こう」でした。

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2009年7月11日 (土)

フランスの旅その2

マルセイユ空港に着いたのは夜8時をとっくに過ぎてたけど、
まだ夕方にもなってないようなこの明るさ!

「この明るさじゃ、ディナーという気にならないよなー」と、
今回の旅の夕食は早くて8時と、なんとなく決まりっ!

ま、日本にいても8時過ぎ、9時10時になることもザラだから、
私はいつも通りで平気なんだけど、
参加してるお生徒さん達は大丈夫かなー、と、
ちょっとだけ気遣ってみたりして

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ホテルのあるモルモアロンまでは1時間以上かかります。
その間、9時をとっくに過ぎた頃、やっと黄昏時な空になりました。
ドライバーさん快調に走ってくれてます

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日頃就寝時間がバラバラなので、時差ボケのない私ですが、
初日の朝早くに目覚めるのは、良い方向で時差ボケしてますね。

南フランスらしい色の壁の小さなホテルに朝日が当たり、
抜けるような空の色が加わった景色に、
やっと来たな~と実感が湧いて、嬉しいぞぉー

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日が差し込んでると言うだけなのに、
絵になるんだなー、これが。んでもって、パシャッ

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宿泊客が使えるキッチンがついていて、
ダイニングもすてきだぁー

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夜が明けて朝日が昇りきるまでの間、
庭にはカタツムリが大小取り混ぜて、えーと…、
ウジャウジャ。

だれもが思う「これ、食べられますか?」。
もちろん聞いちゃったよ

「もちろん! 食べたことないけど」だって。

そうだよねー。食べてたら庭にウジャウジャいるわけないよねー。

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お客は私たちだけだったので、朝日をあびながら朝食が出来るよう、
中庭にテーブルを引っ張り出してセッティングしてくれました。

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オレンジジュースがセッティングされ、

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ヨーグルト、ハム、チーズ、色んなジャムが揃えられ、

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パンは、近くにある美味しいパン屋さんまで、
オーナー夫人が毎朝調達してきてくれます。

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「カロリーが高いから」、「食べ過ぎになっちゃうから」、
「いろいろ食べたから」と、
クロワッサンをちぎって分け合ったり、種類を制限したり。
お生徒さん達はえらいなぁ~。

セーブモードに入るより先に、気がつくと食べてたもんなー私。

このホテルに4泊。
明日はちょっと控えてみようかなー、と思いつつ、
結局4回ともしっかり食べてたグーでありました。

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2009年7月 9日 (木)

フランスの旅その1

ローヌを訪ねて廻るフランスツアーから戻ってきて、
あっと言う間に一ヶ月が過ぎました。

ボチボチと、と言うか、チビチビとと言うか、
それともチョロチョロと、と言うか。
書いていきますねー。

パリからマルセイユまでの国内便でで出た機内食。
そんなにお腹が空いていたワケじゃないのに、
ハムが美味しくて、ペロリと食べちゃった。

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うーむ。こんなことならビールにすれば良かったな~。

ま、こんな調子で書いていきますぅ。

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2009年6月10日 (水)

おフランスに行ってました

7日に戻ってきて、いきなり徹夜続きです。
時差ボケにはちょうどいいんですけどね。

写真が貯まりに貯まってて、さてどこから手を付けようか。
ま、ぼちぼちとアップですね。

でもその前に次の本の料理案と前の本の校正チェック。
お尻に火がついてます。

おフランスのアップ。
やっぱ、今日は無理だなー。

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2009年3月12日 (木)

18日オープンのスイーツ

デンマーク王室デザートシェフ、
モーテン・ヘイバーグのパティスリーが世界初進出。
18日に伊勢丹にオープンの「デザートサーカス」です。

なかなかのイケメンです。
って、これじゃわかりませんねー

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ロゴマークにもなっているチョコレートムース。
「100%デザートサーカス」と言う名前で、
彼の代表的なケーキだそうです。

しっかりと主張のある口溶け感ですが、
思ったより甘さが抑えられていました。

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私が一番気に入った、とてもシンプルなチーズケーキは、
クリームチーズとホワイトチョコレートの合わせ技です。

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こだわりのあるチョコレートは、クリオロ種と言うカカオ豆。
カカオ45%と75%に、愛情を100%加えているから、
チョコレートの名前は「クリオロ145%」「クリオロ175%」
ん~。イケメンにしか許されないネーミング~。

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なかなか行くことのないプレス発表ですが、
楽しく幸せな時間でした 

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2008年11月 5日 (水)

オリーブを訪ねて小豆島へ

企業の情報誌の特集で小豆島に行きます。

小豆島は初めて。

オリーブをとことん勉強できるのかな~。

楽しみです。

でも、しばらくはどんなんだったかって書けないのよねー。

記事が出る頃書こうと思います。

忘れなければね。

ごめんよぉ~。

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